60代娘の介護日記 〜母と私の時間~

母(さくら93歳、要介護3→4、11月30日に永眠)を一人で在宅介護する娘(もも)の日々を綴ります。

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青空~幸せの青い鳥~

 

好きなYouTubeチャンネルがある。
部屋はいつも整えられていて、夢に向かって勉強を続けている人だ。
「Study with me」の動画では、心地よい音楽をBGMに、家での仕事の時間を共に過ごさせてもらっていた。

 

特に心惹かれたのは、部屋から見える青空だ。
遮るもののない高い階層から広がる青い空。
住宅に囲まれた平屋に住む私にとって、その清々しい風景はとても気持ちよく、少し羨ましくもあった。

 

さて、今日はかつての私の部屋に久しぶりに足を踏み入れた。
さくらさんの様子がわかるように部屋を入れ替えて以来、すっかり物置になっていた場所だ。

 

久しぶりにカーテンを開けてみる。
そこだけ、すっぽりと遮るものがなく、広がる青い空が見えた。
ああ、ここから見えていたんだ。
どうして今まで気づかなかったんだろう。
見えてはいたのに、それが大切なものだと感じられてなかったんだ。

 

仕事の関係で、奄美大島に3年間住んだことがある。
最初の2年は、自分にとってはキャパオーバーで、慌ただしく過ぎていった。
でも、3年目になって少し心にゆとりが出てきたとき、
通い慣れた道を通りながら「ああ、海ってこんなにきれいだったんだ。」と感じた。

 

陽の光と時間によって、色を変える海。乳白色がかったエメラルドグリーン、透き通る青、夕暮れには真っ赤に染まる水平線。白い砂浜。潮のにおいを運ぶ風、やさしい島言葉。胸にしみた。

 

一人暮らしにさせられないからと説得して一緒に来てもらったさくらさんが、ホームシックになり、3年で帰ることになってしまったのだけど……。

本当に、素敵な場所だった。

 

幸せの青い鳥は、実はすぐそばにいる。
日々の忙しさに追われながら、見逃していることの、なんと多いこと。

そういえば、金八先生が「忙しいという字は、心を亡くすと書くんだ」と言ってたっけ。

 

自分の回りを、もう一度見渡してみよう。

明日も、カーテンを開けよう。

物置も少しずつ整えていこう。

大切な物がまた見つかるかもしれない。

でも、無理せず、ゆっくりと。

 

もし、こちらを目にされた方がいらっしゃったら、一緒にちょっと一息つきませんか。

 

 

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