60代娘の介護日記 〜母と私の時間~

母(さくら93歳、要介護3→4、11月30日に永眠)を一人で在宅介護する娘(もも)の日々を綴ります。

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「苦心する口腔ケア」と「伝えたい言葉」

覚醒スイッチが入った夕方

先日の夕方、急にさくらさんの覚醒スイッチが入った。
目を開け、私をじいっと見る。
「チャンス!」とばかりに、いろいろ話しかける。

声は出ないけど、理解している様子。
みーちゃん(おしゃべり人形)を見せ、歌を聞かせると……

ん? 今、笑った?

うっすら、口元がほほえんでるような……気のせいレベル。

でも確かに、笑ったように見えた。

 

毎日くり返す“安心の言葉”はしつこいか?

毎日、欠かさない言葉がある。
「ここは自分の家だよ。さくらさんの部屋だよ。私はいつもここにいるから安心してね。」

毎回同じことをくり返すので、
「もうわかってるって。しつこいなあ」と思っているかもしれない。

でも、元気なときのさくらさん

  • 「あなたは誰?」

  • 「トイレはどこ?」

  • 「家に連れて帰って」
  • 「うちの子たちがね……」←※なぜか複数(私、一人っ子ですが……)

と、何度も何度もリピートしてた。
だからこそ、毎回伝えるようにしている。

 

覚えてほしくないことほど覚える!?口閉じ防御戦

ところが最近、困った変化が。

先日も、ちらっと書いたが、痰の吸引と口腔ケアだけは、全力で拒否。

行おうとすると、口がぎゅーっ!

  • 「あ〜んして〜」

  • 「力抜いて〜」

  • 「きれいきれいだよ〜」

  • 「リラ〜ックス」

思いつく限りの言葉を耳元で言いながら、頭や肩や顎をさする。

それでも、むむ〜っとかみしめたまま。
覚醒スイッチが入ったときより、口の筋力がすごい。

何か良い声かけや方法はないものだろうか?

終わった後は、「がんばったね〜!」「きれいになったよ〜!」

まるで小さい子を褒めるみたいな声かけになる。
内心さくらさんはこう思ってるかも?

「子ども扱いしやがって。」

 

プライドを守るための言葉選び

オムツ交換のとき、人によっては、「きれいにしましょうね」という言葉で傷つく人もいるらしい。
「自分はきたないのか」と感じてしまい、オムツ交換を拒否する場合もあるそうだ。

体は思うように動かなくっても、プライドはもってるのだ。

 

伝えたい思い

でも、この言葉はきっと嫌じゃないはず。

いつも寝る前に伝える言葉は

「今日も元気でいてくれてありがとう。」

「明日もまた話そうね。大好きだよ。」だ。

最初は照れたけれど、後悔したくないから、伝える。

 

さらに、ものの本によると、

「あなたの子どもで幸せだったよ」

「大切に育ててくれてありがとう」

「私は大丈夫だから、心配しないでね」

っていうことも伝えるといいらしいが、これはまだ言えてない。

早いほうがいいのだけど……どのタイミングで?

どんなシチュエーションで?

自然な感じで言えるかなあ……

 

まとめ

  • 覚醒タイムはチャンス。

  • 何度同じことを言っても、安心につながるならOK

  • 介護の声かけは「気持ちを守る言葉」で
  • 後悔しないために、感謝や愛情は先に渡しておく