
仕事を辞めたらやってみたかった“自分のための時間”
「髪を明るめに染めて、ネイルも楽しんで」
退職後、そんな気分転換ができたらいいなと思い描いていた。
というのも、それまでは人と接する仕事をしていたため、派手な髪色やネイルはNGだったのだ。
ネイル道具は、さくらさんにしてあげてたこともあり、一式そろっている。
せっかくなので、濃い色を塗ってみたら……ん?なんだか違和感。見慣れてないし、「手のシワ」に視線が行く!いや~ん。
結局、おとなしい自然な色に落ち着いたけど、少しだけラメや飾りパーツもつけてみた。これが意外と良くて、目に入るたびに気分が明るくなる。
ネイルをしてあげると、嬉しそうにずっと爪を見ていたさくらさんの気持ちが、よくわかる。
カラーリングは、今はおあずけ
さあ、次は髪色チェンジ……と思いきや、まさかの円形脱毛症で治療中。ドクターストップが出てしまった。「せめて白髪染めだけでも」と強行突破めざし、美容院に行ったけど、そこでもストップが。しょぼん。
まあ、外出も減ったし、気長に“その時”を待つとするか。
香りの変化も気分転換になる
ある日、買い物に行き、いつもの柔軟剤を手に取りかけたとき、ふと手が止まった。
「もう、周囲を気にしなくていいんだし、香りが強めのタイプもアリかも?」
CMでの綾瀬はるかちゃんの笑顔が目に浮かぶ。「スイートルームの香り。ぜひ」って誘ってたではないか。あれ、ち
ょっと気になる……!
こういうささやかな冒険が、在宅介護中のリフレッシュに意外と効く。テスターであれこれ香りをかぐうちに、逆に迷子になってしまい、結局その日はいつもの香りに落ち着いたけれど、次回はぜひトライしてみようと思う。
気分転換=特別なことじゃなくていい
「気分転換」と聞くと、旅行や趣味の教室に通うなど、大きなことを想像しがち。
でも、在宅介護中はなかなか時間や体力、なにより気持ちの余裕がない。
そんな時こそ、試しに、ふだんと違うことを取り入れてみる。それが、自分にとっての心地よい、気分転換につながるかもしれない。
このブログを始めたことも、私にとってはひとつの気分転換。思いのほか手こずりつつも(小さな変化ではなく、特別なことだった感があるが……)試行錯誤そのものが楽しい時間になっている。
介護の合間に“おひとりさまランチ”
例えば、平日にふらっと「おひとりさまランチ」を楽しむのもいい。
以前はさくらさんと外食するのが楽しみだったが、最近はさくらさんが食べきれなくなってしまい、結果的に私が2人分を食べるはめに……(汗)

回転寿司やビュッフェならまだしも、今は外食そのものが難しいのが現実だ。
だから、自分だけおいしいものを食べに出かけることに罪悪感があり、出かけられなかった。しかし、今は、デイサービスの日に、自分だけの外食タイムを作るのもありだと思うようになった。先月はビュッフェで楽しみ、先日は焼き肉で舌鼓みをうった。平日に行くっていう点もなんだか贅沢な気分になる。
まとめ:介護者も気分転換で心にゆとりを
在宅介護を続けていると、どうしても「自分のことは後回し」になりがちです。また、なかなか家を離れられない場合もあり、我慢することも増えてきます。だから、自分にとって簡単にできそうな”ちょこっと変化”を試すのもいいのではないでしょうか。
- おうちカフェタイム……好きな飲み物、コンビニスイーツを味わう
- 香り・音楽・動画など五感を癒すアイテムを試す……お気に入りの入浴剤探し、短い動画、笑える・泣けるドラマ
- ストレッチ、塗り絵など(集中して介護を一瞬忘れること)をする。
- 鉢植えを買って眺める。(知人の経験談)
- 温泉・外食・カラオケ(アプリで自宅でもOK)図書館(静かで意外と落ち着く)
- 日記やよかったことのメモ
- 久しぶりの友達とのおしゃべり。出かけられないときは、電話でも。
- ほんの数分だけでも自分だけの「好きなこと」をする
介護者が自分の時間を楽しむことは、決してわがままではありません。気分転換やリフレッシュを意識的に取り入れることで、心にゆとりが生まれ、結果的により良い介護につながります。
「介護を頑張るために、まずは自分を満たす」。よりよい介護のための大切な土台です。
「ちょこっと変化」で「プチ幸せ」、探してみませんか?